| 「ロマンスを諦めるな」という獅子丸さんの励ましの声に応えて、またヒストリカルロマンスを買って来ました。 「ピグマリオン」というか、「マイ・フェア・レディ」の男女逆転版でございます。
舞台はビクトリア時代のロンドン。 元侯爵令嬢で言語学者でオールドミスのヒロインが、コンウォール訛り丸出しのネズミ取り男を教育して舞踏会で貴族に見えるように仕立て上げるというお話。 最初は小汚いヒゲ面でシャツははだけてズボンからはみ出してるし、訛りが酷くて周りの人には話が伝わらんしという惨澹たる様なのだけれど、実は地はよろしい上に読み書きもできるし、頭だって回転が速いのさというお約束。
話の筋も分かってるけれど実に楽しく読めました。 ネズミ取り男の飼ってるイタチが可愛いのもポイント高し。 こういう話をお手本にすればいいのかしら……って、ここで元ネタ明かしちゃったらもう使えないわね。しまった。 | |